ー セラピストになられたきっかけは?

セラピストという職業があると知ったのはほんの4〜5年前です。よくマッサージなどに行くことがあったのですが、その時にこういった仕事もあるんだと知りました。それまでは全く違う仕事をしていて、企業受付や病院事務などをしていました。どの仕事もとてもやりがいのある仕事だったのですが、自分のなかでなにか違うな?という思いがずっとありました。でもその「なにか」というのが明確に表現出来なくて、ずっと自分に問いかけながら生活していました。
具体的に言うと、私はこのままこの仕事をしていて幸せなんだろうか。ほんとに私がやりたい仕事はこれだったのだろうかと思いながらの生活でした。なので冷静に私が本当に求めているものを色々な角度から調査したんです。そうして自分と向き合っているうちにどうやら私は手先が器用らしい、そして困っている人の役に立てる仕事がしたいのだ。という考えにいたりました。それでたどり着いたのがセラピストという職業です。この仕事なら手先の器用さも活かせるし、疲れをためた方のお役にも立てるし、まさに天職!と思っていろいろ調べはじめました。

ー 手先の器用さを活かせる仕事や困っている人の役に立てる仕事は他にもあると思いますが、なぜセラピストに辿り着いたんですか

直接体に触ることができて、直接疲れを取ることが出来る仕事だからですかね。それがとても魅了的に思えました。セラピストという仕事を見つけてからはすぐに行動して学校に入りました。

ー 学校に入って、資格を取得しようと思ったきっかけは?

その当時トリートメントのお店で働くには、資格がないと働けないと思ったからです。まずは自分の好きなものから、アロマテラピーとリフレクソロジーの資格を取得しようと思いました。その頃は、前職の病院事務の仕事をしながら土日はスクールに通うという生活でした。宿題も多かったので何度も挫折しかけました。

ー やはり平日の仕事の後のスクールは大変でしたか?

休む時間があまり無かったので、精神的にも疲れましたね。
手を使った仕事には自信があったのですが、意外と手が痛くなってしまって。
このまま続けて行くことに少し不安も感じました。
ですがスクールに通っている周りのクラスメイトも頑張っている姿を見て
私も頑張ろうと思い続ける事が出来ました。

ー 男性施術を学ぼうと思ったきっかけは?

求人などでも女性サロンが多い中、完全個室で男性に特化したサロンというのでどんなことを学べるんだろうと興味がありました。
また男性の筋肉の方が、より強い圧が必要でダイナミックな施術が必要だろうなぁと思ったからです。強い圧で施術できるようになれば、もちろん弱い圧での施術も可能だろうと。つまりより多くの人の施術が可能になるだろうと思い、頑張っている男性を癒す施術を私も身に着けたいと思いました。

ー 現サロンで働くようになったきっかけは?

ご縁があってプレサンティールで働かせていただく事になりました。私もビックリしたんですが、プレサンティールの面接って1時間以上かけてじ~っくり面接するんです。施術ルームの一角で行うのですが、サロンの雰囲気そのままで、BGMが流れていたりベッドメイキングもしっかりしていました。そこで三浦オーナーの人柄やサロンの雰囲気もバッチリわかるんです。
そんなに長い面接で何を話すことがあるんだろうって思うんですけど。実はこちらとしても、実際に入社してからのサロンイメージにギャップがないから長続きするポイントでもあると思うんです。堅苦しい面接ではなくて、ホントに三浦オーナーの人柄が伝わって来るような面接でした。じっくりお話を聞く中で、お客様とマンツーマンで接客ができることや学べる技術の多さが決め手でした。
マンツーマンというのはホントに魅力的です!だって来店して頂いたそのお客様を癒すことだけに100%集中できるのですから。まさに私の理想でした!そして話しているうちになにより、私も三浦オーナーのファンになってしまったというところですね(笑)

ー どんな所にファンになったと思いますか?

女性オーナーって言うのは、ものすごく堅苦しくて、厳しい方だというイメージを思っていたんです。ですが実際に合ってみたら、物凄くやわらかくとても女性らしい方だったんですね。こんな方が店舗経営をしているというのは凄いな~と思い、どんな人なんだろう?もっと知ってみたいなと思いファンになった感じですね。

ー 現サロンで成長したことは何ですか?

プレサンティールで成長したことは上げればキリがありませんが、まずはリフレクソロジーしか経験したことがなかった私ですが、一からボディケアの施術を仕込んでいただいたことですかね。技術の幅は広がったと思います。あとは、精神的にも成長したなぁって思いますね。セラピストとしてお客様をお迎えする、心構えというのが変わったと思います。
入社した当時はあまり考えなかったんですね。新人の頃は、機械的にお客様を施術するという期間があったと思うんです。トリートメントの手順を覚えるのに一杯一杯で、申し訳ありませんが、気持ちまで入れて施術を行えて居ない時期があったと思います。それが段々トリートメントだけじゃなく、お客様をお迎えする心構えや、セラピストとしての気持ちのあり方を勉強させて頂いたと思います。


ー 施術のとき心がけて居ることはありますか?

これは、オーナーからの教えでもありますが、お客様をお迎えしたら、施術や空間に至るまで全てをコーディネイトするということですね。たとえば、施術中は音を立てない。これは徹底してます。足音を立てて歩かない。ドアは音を立てないで閉める。とにかくリラックスの邪魔になる不要な音は立てないということです。あとはタオルワークも徹底しています。どうしたら気持ちよく体にタオルを乗せることができるのか。でもスムーズでなければいけない。とか。そうしているうちにだんだん自分の中でリズムができて来ました。細かく言うとお客様の体からタオルを取るのに何秒、お客様の体からタオルが離れている時間が何秒、そしてお客さまの体にタオルを乗せる時間が何秒と。このタオルワークを一連の流れで行うんです。

ー こだわりのタオルワークについてもう少し聞かせてください。

自分が施術を受けるとしたら、身体にタオルを乗せられた時に、パッパッパっとやられたら嫌だろうなって思うんです。ちょうど良いリズムを見つけたかったんですね。施術の時間って言うのは、お客様がお金を払っている時間なので無駄にはできません。なので、スムーズでありながら雑ではなく、心地よい時間というのを考えました。施術を重ねる度に研究して行き、タオルワークはこの間隔がベストであろうと言うリズムで行っています。

ー 施術以外の細かい部分にもこだわりがあるんですね。

そうですね、施術で満足してもらうのは当たり前で、それ以外の所にも如何に気を使えるかを徹底しています。使う備品に関しても、トリートメントオイルなどのオイルやタオルは私の一日の仕事を支えてくれるパートナーなので、そういう備品をきちんと扱わなければいけない、大切にしなくてはと考えています。私は、ひとりひとりの施術を、世界にたった一つしかない尊い作品を作り上げるつもりで行っています。というのは、今日の12:00からのトリートメントは一度しかないものです。一度しかないこの時間をむだにしたくないし、中身の濃い施術にしたいんですね。それからお客様の体に触れるファーストタッチ。この瞬間は全ての神経を集中しています。

ー お客様に触れる瞬間に全ての神経を集中する理由は?

これは挨拶の瞬間だからですね。「これから施術を始めますね、よろしくお願いします。一生懸命施術させて頂きます、あなたの体も答えてくださいね、一緒に良くして行きましょうね!」という気持ちを込めた挨拶のファーストタッチだからですね。

ー 他にはこだわりなどありますか?

施術内容に関しては、まずプレサンティール式のトリートメントを自分の中にインプットします。その上で細かくアレンジを加えました。私は、施術している時はいつも自分に問いかけをしています。「このトリートメントはホントに完璧か」「他の方法はないか」こうして施術に関しても細かくアレンジを加えてます。ただし、一番大事なプレサンティールの核となっている部分は絶対に変えないことです。ここを守りながら周りに変化をつけます。こうすると変わっていないんだけど、変化している。というちょっと面白い状態が保てます。セラピストという職業は、いつまでも追及し続けられる面白い職業です。

ー セラピストとしてのポリシーをお聞かせください

ポリシーは、自分の心の中にもう一人誰かが入ってこれる余裕を作るということです。まずは出勤すると今日一日お世話になる施術ルームに「おはようございます。今日もよろしくおねがいします。」とご挨拶します。お部屋にです。そして開店準備のときはマッサージベットや備品を一つ一つ触りながら「今日もよろしくね。いい仕事しようね。」といいながらお部屋を整えていきます。一見変な光景に見えますが、お客様をお迎えする前の私の儀式です(笑)。こうしているとどんなに自分の心の中がざわざわしていても冷静になれるんです。自分に余裕が無ければ、入って来る相手を癒すことができないと思うので、自分の悩み事や考えは一旦心の外に出しておいて、お客様をお迎えする余裕をつくります。あなたを受け入れるだけの余裕がありますよ。あなたの席はちゃんと確保しておりますから、安心してくつろいでください。とお客様がはいってこれるだけの余裕を持つことが私のポリシーですね。

ー セラピストをしていて良かったと思った事、何か嬉しかった事などはありますか?

有難いことに長く担当させて頂いているお客さまが多いということですかね。毎回の施術で思うんですけど、世の中に沢山のセラピストさんがいて、その中であえて私の施術を受けに来てくださるというのは、ホントに大きな喜びです。あとはやはり施術が終わった後のお客さまの晴れ晴れしたお顔を見るのが一番嬉しい時間です。体の疲れが取れて一気にお話されるお客様もいらっしゃいます。「ありがとう」と仰ってくださるお客様もいます。私のほうが、大切なお身体に触らせていただいて大事な時間を使って来てくれて「ありがとうございます」という気持ちなのに。少しでもこの方のお役に立てたんだなぁと思うとホントにありがたいです。それから、三浦オーナーには仕事に関してもプライベートに関してもよく相談に乗ってもらっています。オーナーは人の気持ちを右脳でピン!と分かってしまう勘の鋭さがあって(笑)。気分が落ち込んでいると、まさにぴったりのタイミングで「何かあった?」と話しかけてくれるんです。ホントにオーナーの観察力には見習うところがあります。


ー サロンの特徴はなんですか?

プレサンティールは、完全個室のマンツーマンで施術を受けて頂くスタイルです。そんなスタイルが好きで私も入社しました。周りに誰もいないということは、一人一人のカラーにあった施術が出来ますし自分で考えて接客が出来るということですかね。質の良いセラピストが揃っている、みんな目標意識が高かったり、もっと上手になろうだったりもっと綺麗になろうって思っているセラピストが揃っていますね。周りが頑張っているので私ももっと頑張らなきゃって思わせてくれます。

ー 石川さんにとってプレサンティールはどの様な存在ですか?

それまでの職場というのは私じゃなくても良い仕事に就いていたんですね。プレサンティールと言うのは私らしく仕事が出来る場所で、自由なんですが、自分で考えてもっとより自分を高めて行ける場所ですかね。

ー サロンの人気の秘訣はなんだと思いますか?

オーナーの人柄はもちろんなんですけど、他にはスタッフ全体が仲がイイと言うことでしょうか。あとは、悩んだり行きづまったりしたときに必ず誰かがいてくれて相談に乗ってくれる。そうすると自分ひとりで悩んでいたものがサロン全体に共有されてみんなが色んなアイディアを提供してくれる。「こういう時はどうしていますか?」など意見を出し合って、皆で高め合っていきます。そうして接客して、うまく出来ないところがあればまた改善してというふうに細かく改善改善を繰り返しています。なので、前回よりもくつろいでもらおうとか、前回よりもいい施術にしようという雰囲気がサロン全体に流れているため、常に笑顔で接客できるところですかね。お客様もきっとそんなサロンの良い雰囲気を感じて来店してくださるんじゃないでしょうか。

ー セラピストとして今後の展望を聞かせてください

技術の向上はもちろんなのですが、心の内面にももっと目を向けられるセラピストになりたいと考えています。トリートメントで身体の疲れは取れた!でもココロの中にある根本的な問題は解決していなかったりして。そうすると、一旦ほぐれたお身体が、数日後にお会いするときにはまた戻っている。これはどういう事なんだろう?って思ったんですね。もっと深いところの原因の解決が必要なんじゃないかという思いがあります。まだここの部分の解決が出来て居ないので、身体と心のケアを同時に出来るセラピストになりたいですね。

ー どういう事をするのが心のケアになると思いますか?

やはりお客様の話を聞くという事ですかね。解決はお客様自身が行うと思うので
私はまだ出来ませんが、その問題に気づかせてあげる事が出来れば良いなと思います。

ー これからはどんな事に挑戦したいですか?

実は三浦オーナーが日本メンズエステティックアカデミーを開校いたしました。プレサンティールのセラピストだけでなく、そこで講師をしないかと言うお話を頂きリフレクソロジーの講師をさせて頂く事になりました。

ー リフレクソロジーの講師としてどのような事を伝えていきたいですか?

リフレクソロジーについてですが、足裏は第二の心臓と言われています。直接触れない所でも足裏を施術する事で、間接的に施術をする事が出来ます。あとはプレサンティールで学んだセラピストとしてのあり方なども伝えて行ければ良いなと思います。

ー どのような講師になりたいですか?

一人ひとりの生徒さんの特徴を活かして、伸ばして行きたいなと思います。常にプロフェッショナルである言う事を忘れずに、セラピストと言う職業に誇りを持って活躍して欲しいですね。そして、立派なセラピストに成長していつか同じプロのセラピストと言う立場で良い関係性を築いて行けたら良いなと思います。

ー 業務以外でオーナー様や他のスタッフと交流などはありますか?

業務以外では、ダンスをしていたり多種多彩なセラピストさんが多いので、食事に連れて行って頂いたり、あとは仲間のスタッフがやられているショーを観に行ったりしています。仕事を離れてスタッフの皆さんと会えるのは貴重な時間ですね。こんな可愛いところがあるんだ!って発見できたり。一緒に働いている仲間が外でもこんなに頑張っているんだと認識できたり。身近な女性が頑張っている姿は私も元気をもらえます。

ー プライベートでは良く何をしますか?

お恥ずかしながら、楽器を少々たしなんでおりまして。。
休みの日は音楽三昧の日々ですね。自分で演奏するのが好きなので、休みの日は演奏して気分転換したりタイミングが合えばジャムセッションに出かけます。
トリートメントと全く関係ないですね(笑)。まったく関係ないことをして思いっきり脳みそを入れ替えます。あえて仕事の事は考えないようにしています。でも不思議なことに、音楽とトリートメントは意外なほどに共通点が多いんです。たとえば音楽の重要な要素の中に「リズム」があるんですけど、これはトリートメントにも共通していて、オイルトリートメントのリズムってあるんです。うまくリズムに乗れないとトリートメントもぎこちない感じになる。ということはリズムに乗っている時は私もお客様も、お互いにいいセッションが出来ている状態なんです。時にはタンゴのように情熱的に、時にはバラードを演奏する時の様に優しくここはアドリブを入れてみようかな。とか。イメージしながら施術もフレッシュな気持ちで取り組めます。


ー あなたから見たオーナー様とはどんな方ですか?

毎日会えるわけではないのですが、常に私たちスタッフの事を気にかけてくれています。お客様も私たちスタッフにも全力で愛情を注いでくれる人です。そして常に新しいことに挑戦し続けるオーナーの姿は、私にも行動できるかもしれないという一歩踏み出す力を与えてくれます。というのは、オーナーがとても近い存在だからだと思うんですね。お母さんのように優しく包んでくれる存在と言うか近くに居る存在なので、自分にも出来るんじゃないかと言う気持ちにさせてくれます。

ー オーナー様から学んだことは何ですか?

とにかく行動するということ。
私は、頭の中で色々なイメージがあっても、行動に移す手前でどうしても怖くなってやめてしまうことが多いのです。
それで結局やらず仕舞いで後から後悔したり。いくら考えやイメージがあっても行動に移さなければ何も変わらないし、一旦行動に移してしまえばやる前のほとんどの不安は取り越し苦労だったとこに気がつきました。失敗を恐れず、前に進むこと。失敗というのは存在しないということを身をもって教えていただきました。行動をし続けて居るからこそ、失敗は無い、行動して行く事に意味があると言う事を学びました。

ー オーナー様へ一言お願いします。

いつまでもステキな女性の見本でいてください。

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