ー セラピストになったきっかけは?生い立ちなどを聞かせてください。

今もそうですが、小さい頃から人見知りはしないタイプで愛嬌をふりまく子でした。一人っ子な事も影響してか、近所のお兄ちゃんお姉ちゃんと遊ぶことが多く、同年代の友達の家に遊びに行った時でも、話が合うのは、その子のお兄ちゃんやお姉ちゃんでした。それが高校まで続いたこともあり、同年代の友人と遊ぶより先輩方と一緒に居ることが多かったですね。小学校まで新体操とバドミントンをやっていて、中学でも新体操を続けたかったのですが、新体操部が無く、色んな部活を回ったりしていました。その頃は、ちょっと派手な目立つ子だったので先輩方に目を付けられていました。でも実際に話してみると面白い子じゃん。という感じで仲良くなり、それから輪をかけて先輩たちと居ることが多くなりましたね。中学校に入る前にアムラーとかルーズソックスとかがブームになった影響で、先輩達はみんなギャルでした。もちろん自分もです(笑)
当時はとにかく刺激が欲しかったんだと思います。同年代の友達より年上の方達と仲が良かったのは、そういった刺激を与えてくれる事があったのかも知れません。
流行っていたアニメやバラエティーも観ないで、夜の19時や20時になっても家に帰らないで先輩と遊んでました。ファミレスとかで話しているだけなんですけど、当時は楽しかったんですね。パラパラとかも流行っていたので、公園で一生懸命練習した事もあります(笑)
でも、見た目が派手なだけで“勉強できない”というレッテルを張られるのが嫌で、勉強は真面目に取り組んでいたと思います。通っていた中学校が、進学する子が多く厳しい学校だったので、スカートの丈を調節したり、眉毛を弄っていたりすると、落ちこぼれ扱いされていたんです。人を見た目で判断して欲しくない思いからか、勉強だけは本当に頑張りましたね。

ー 学校生活はどうでしたか?

学校生活に関しては、校則にガチガチに縛られた中学校に通っていました。髪の毛が肩に付いているのに結んでいないと、直ぐに職員室に呼ばれてお説教を受けたりしましたね。お陰で近所からは、本当に真面目な中学校という評判でした。逆にその影響もあってか、学校のルールに不満を持っている同級生の子が結構いたんですね。せっかくの学校生活なんだから、楽しいものにしたいじゃないですか。決まったルールを変えたくて、学級委員などを率先して引き受けました。仕切りたがり屋、いや、目立ちたがり屋でしたね!!ギャルで学級委員だったので、もちろん浮いていましたが(笑)
学級委員になってからは学生の声を主張して、少しずつルールを変えて行きました。具体的には通学のソックスだったり、修学旅行での服装だったり。当初はソックスの長さやデザインも決められていたんですね。それを、ワンポイントなら有りにしてもらうところから始まり、最終的にはルーズソックスは変わらずNGでしたが、ちょっと長いソックスのゴムを抜いてルーズソックスの様に見せるのはOKになりました。修学旅行での服装に関しては、制服なら通常通り、私服なら女子生徒はズボン着用が必須だったんです。カバンも学校のリュック限定でした。中学生って男子も女子もオシャレに目覚めるじゃないですか、通学のリュックじゃ嫌だよねとか、スカート履きたいよね。という声が当然目立ったので、言われたルールは必ず守るから。と、先生に約束してOKを貰いました。




ー 遊びにも学校生活にも、本気で取り組むエネルギーを感じますね。

私、多趣味で興味のあることには何でもチャレンジするんです。
友達や先輩と遊んで得た、多くの経験があったからかもしれません。やってみないと分からないじゃないですか、やる前に諦めたり、結果を決めつけるのが好きでは無いので。そんなチャレンジ精神のせいか、本当に色んな体験をしましたね。警察に補導されて怒られた事もあります(笑)
中学生の頃は太るのが嫌で、深夜に走っていたんです。こんな時間に走っているなんて、何かして逃げて来たんだろう!と、補導されてしまったんですね。親にはだいぶ迷惑をかけました。でも、そんな怖い体験だけじゃなくて、後に一緒に遊んでいたグループ内での結婚があったり、感動を体験する場面も多々ありました。何かをやりきった時の達成感はこの時の仲間から培ったのかもしれませんね。
その後、高校に進学したのですが、進路を考えた時、特にこの職業に就きたいとか夢も憧れも無かったんです。コンビニや居酒屋でバイトを経験したのですが、最初は接客業にも抵抗無く、メニューを覚えたり、何かを作ったりする事が楽しく思えたんですけど、お酒を飲む方の相手をするのが段々と辛くなってきてしまいました。なんでこんなに笑顔を振りまいていないといけないんだろう?という気持ちになってしまい、接客業が嫌になってしまったんですね。その時は、人と関わる仕事はもう嫌だって気持ちが強かったですね。

結果、卒業後は警備会社のビルメンテナンスに就職しました。ビルのメンテナンスなら、スッピン良いし、話す事も少なく、嫌いな掃除が好きになれるかも、なんて安易な考えでした。労働自体は、重い物持ったり、高所に登ったり、大変ではあったんですけど、作業着を着て仕事をする事が楽しいと思えたんです。基本的に男社会なんですよね。着飾らなくても良いという感じで。順調な滑り出しだったのですが、同年代の友達と自分を比較した時に、段々と違和感を感じるようになりました。周りの子達は輝いているのに、私は何をしているんだろう?って。結局1年で挫折してしまいました。

その後は一時期パチスロニートに(笑)ビルのメンテナンスで働いていた時に、会社の先輩教えてもらったのがきっかけだったのですが、ビギナーズラックもあって、会社を辞める時には、すっかりハマってしまいましたね。スロット好きになった縁もあって、その後はスロット専門店で働き始めました。その時に素敵な仲間に出会えましたね。社員の方々と距離が近い職場だったので、早番や遅番も関係なく皆を飲みに連れて行って、コミュニケーションを取ってくれたり、普段見せない顔を見せてくれたりして、私も段々と仲間意識が芽生えて行きました。仕事でも、インカムで連絡を取り合いながら、今、何を助けて欲しい等の連携を大事にしたりなど、チームワークを感じましたね。
報・連・相は大事って言うじゃないですか、報告、連絡、相談って。それが植え付けられましたね。その他にも、イベントの案内を考えたり、popを作ったり、色々と自発的に行いました。マニュアル的なマイクアナウンスに関しても、パチスロニート時代の経験を活かして、打っている人に伝わるアナウンスに変更したりと、色々と動きましたね。常連さんとも仲良くなれたりして、接客ってやっぱり楽しいなって思えた職場でした。
ここで学んだチームワークの在り方が、今のサロンワークのベースに影響していると思います。

ー そんな中、リラクゼーションサロンと出会ったきっかけは?

パチンコの仕事は充実はしていましたが、ずっとアルバイト生活を続ける事には違和感がありました。また、周りの友達も就職活動をしていた影響もあってか、就職活動と並行してできるアルバイトを探し始めたんですね。昼間は就職活動の為に時間を空けておきたかったので、夜間に働ける所を探していたんですが、居酒屋での経験もあったので、飲食店は避けていました。そんな時に出会ったのが四季楽の求人だったんです。業務内容は受付でしたが、リラクゼーションサロンって何?マッサージってどんな人が来るの?そもそも癒し系じゃないし(賑やか系なのに)が最初の印象です(笑)パチンコ屋さんと正反対ですからね。大声で話さないと聞こえない場所から、大声で話したらいけない場所だったので。更にはマッサージも受けたことないけど大丈夫か!?という状態でしたが、受付として採用して頂けたのでラッキーでしたね(笑)
ただ、働きだしてからは驚きの連続でした。ぐったりして来店されたお客様がルンルンで帰っていくのを見て、セラピストは魔法使いだなって。笑顔に変えれる呪文を知ってるんだ!って(笑)施術後に私と談笑して元気になってくれる方もいて「これが癒しか!」「私にも提供できるんだ!」って嬉しくなりましたね。仕事の合間に手技を教えて頂いたりもして、当初は就職までの繋ぎとして、仕事が見つかったら辞めようと思っていたのに、あれよあれよと気づいたら3年以上も経過(笑)
うちのサロンってぬくぬくしていて、本当に居心地が良かったんです。

ー その後、セラピストを志したきっかけは?

当時は受付業務だったので、リラクゼーションサロン業やセラピストとしてのやりがいというより、お客様やスタッフとのやり取りや、裏方業務が楽しかったんですね。ただ、そんな時に震災が起こってしまいまして、再び自分自身の人生と向き合ったんです。この居心地の中、このままサロンに居たら他の仕事に付けなくなるなって思いました。
就職活動をしているフリーターという立場なのに、3年も居ると自分の意見も通りやすくなってくるんですね。あまりリラクゼーションサロン業界を知らないのに自分の意見が通っちゃうのもいけないと思い、一回ゼロからやり直したいなって気持ちが強くなりました。そして、四季楽を辞めて再び就職活動をする事を決意したんです。その時は、いつか四季楽に戻ろうという思いはありませんでした。
その後、様々な業種を模索する中で、なかなか自分にできる事が見つからなかったんですが、ふと考えた時に、自分がやりたい事って、受付として3年間働いたリラクゼーションサロンなのかなって気づいたんですね。受付ではなく、手技を一から覚えてセラピストになりたい。他のサロンをもっと知りたい。という思いが日に日に強まっていったんです。ですので、一度四季楽を退職した経験が、私がセラピストに本腰をいれる事になったきっかけですね。

ー 男性施術を学ぼうと思ったきっかけは?

立川店が私の原点なのですが、数年前までは男女比9:1ぐらいではないでしょうか?
当時は女性が来店される事の方が珍しかったです。他サロンだと、女性同伴でないとオイル系のコースが受けれなかったり、入店できなかったりと、制限をしていた時代だった中、男女関係なく同じコースを受けてもらいたい。癒す行為に何であれこれ縛りをつけるの?うちはみんな一緒だよ!という社長の考えや方針が、口コミで広まり男性のお客様に支持されています。ですので、必然的に男性施術に特化された技術になったのだと思います。




ー 現サロンを一度辞めた事が、セラピストを志すきっかけになるという希有な経験ですね。その後はどのような修行を積まれたのですか?

1から施術基礎を学ぼうと思い、リラクゼーションサロンに就職しました。技術を学ばせてもらったのですが、最初に勤めたリラクゼーションサロンは、チームワークが全く無い職場でしたね。仕事は仕事だけ!と、人間味が皆無でした。人を癒す仕事をしているのに、隣では上司から先輩が怒鳴られる風景を毎日みて、耐え切れず退職しました。もちろん技術を学ばせてもらった事には感謝しています。次は整骨院の立ち上げから参加し、集客や店舗運営に力を発揮できて、少し自信がついた頃でした。生理解剖学も学べて身体って面白いってさらに惹きこまれましたね。ただ整骨院ですと“治療”がメインなので、どこか物足り無さもあったんです。毎日来院されても、プライベートな会話などをする時間がなかなか無く、機会的な作業だなと感じる事が多かったんですね。仲良くなったお客様にはお土産を頂いたり、多少の交流はあったんですけど、関わっている時間が圧倒的に短かったんです。回転数が多いお店だったので、帰るまでが30分くらいしか無くて。その頃、四季楽で施術を受けて帰って行くお客さまの表情を思い出して比較した時に、私にはやっぱり四季楽じゃないといけないんだ!この力を原点で発揮したい!ぬくぬく感にまた浸りたい!(笑)そう気づいて社長に連絡したら、あっさりOK!自分の居場所にようやく気づいて、戻らせて頂いた感じですね。そこからは今まで以上に頑張りましたね。とにかく突っ走りました。売上や集客の工夫だったり、整骨院で学んだ事を四季楽風にアレンジしたり。また、サロン内での士気に関しても、社長からスタッフに言うと業務的命令に聞こえてしまう事も、平等な立場の私からスタッフに言えば、そう捉えられない事もあるじゃないですか。みんな一緒に頑張ろう!との思いで鼓舞しましたね。


ー 店長になったきっかけは?

出戻りの話をした時から、サロンをもう一店舗増やしたいね。という話を社長としていたんです。また、「もしサロンを作ったら店長やってみなよ。」という言葉も頂いていました。その後、マネージャーとして役職を頂いて、サロン運営に色々と奔走していたら、集客が向上したんですね。そして、立川店の店長という立場に付かせて頂いたんです。話を頂いた時に迷いは無かったですね。どこまで自分の力が出せるんだろう?と思いました。アイデアを出したり、企画をする事が好きだったので、良いチャンスを与えられたなと思います。新店舗立ち上げの際は、サロンコンセプトから間取りデザイン、その他の色々な事に決定権を与えられたので、チャレンジ精神が燃えに燃えました(笑)
正直、自分が思う理想の店長像とはかけ離れていましたが、これが私なのかなって。
ちなみに、理想の店長像は、パチンコ屋さん時代の店長のイメージが強いんです。あまり多くを語らずに皆をまとめる能力が高い方で、ザ・大人みたいな雰囲気の店長でした。現場にいないのに存在感があって、当初はそんな店長になりたかったんです。今の私は、スタッフと同じような目線に立った店長業務をしていますが、それで良いかなと思います。

ー 現サロンで成長したことは何ですか?

いっぱいあって、更にはまだまだ発展途上ですが、一つは”コミュニケーション”です。それはスタッフに対しても同じなんですけど、もともと聞き手役が得意では無く、自分の話をして、コミュニケーションを取って行く事が多かったんです。だけど、この人はこういう考えだから、こういう発言をしているのかな?と、考えられるようになりましたね。相手の気持ちを理解しないと、気持ちが掛け違っちゃう事が多々あると思うんです。そういった面で、コミュニケーションの能力は高くなったなと思います。お客様の考えや思いを引き出したり、時にはストレス発散して頂くために談笑を超えた爆笑をしたり(笑) また、空気を読むのは当然ですが、初めて来店された方の緊張感を取り去るのが得意になりました。距離感と言いますか、お客様が私とこれくらいの距離でいたいという事を察する事ができるようになりましたね。
また、プロスポーツ選手や企業で活躍されている方との接点も多く、自分が全く知らない別世界の話が聞けるので“人間力”の経験値が上昇したなって。いつも「おぉ~凄い!」と連発してしまうのですが、色んな世界感を知って勉強させて頂いていますし、興味・関心の幅が広がりました。この職業のある意味特権ですよね。色んな方々のお話を聞けるのは。また、付き合いの長いお客様はよく叱ってくれるので有り難いですね!四季楽のお客様って、受付の頃から知っている方も多いので、自分がどんな性格なのか、どんな事をしてきたのか、全部わかってるんですよ。それは全部自分から話しちゃってるからなんですけど(笑) 施術する立場として関わるようになってからは、「こういう風にした方が良いよ。」とか、沢山言って頂けました。日々成長させて頂いてます。

ー 店長として成長したことは何ですか?

一言でいうと、店長としては、まだまだ成長を実感できていないですね(笑)
周りのスタッフ・お客様・家族・友人に支えられて、今があると思っています。うちのスタッフは仲が良く、色んなアドバイスを言ってくれるので、その中で変化は出てきたと思いますが。あと、以前と変わったところと言えば、やり抜く・続けるってところでしょうか?元々、熱しやすく冷めやすい気分屋ですが、信念を貫く意思が太くなったと思います。例えば、ブログ等もあまり反響がないと、もう更新しなくても良いかな。って、自分で言い訳を付けて辞めちゃったりしていたんですね。でも、長い期間やってみないと結果なんてわからないんじゃないか?と、考えられるようになりました。例えば広告を出すにしても、ここなら費用対効果が高そうだからやってみようと始めた後に、振り返って検証して、何がいけなかったのか?等の分析をしてこなかったんですね。今では、とても必要な事だと思っていて、やるようになってからは、やり続ける事の難しさと、大切さに気付きましたね。また、今までは自分対お客様だったのですか、店長になってからは、サロン対お客様の関係になったので、スタッフの施術や接客に関しても気になるようになりました。早く「成長したぜ!」と、胸を張って言えるようになりたいです(笑)

ー 店長そしてセラピストとしてのポリシーをお聞かせください

肩書や業種、生まれた国が違っても心は1つ。共通したものだと考えています。来店して頂く方々に感動を届け、共有する事が大事だと思っています。サロンのみんなでボーリング大会をやったりするんですけど、その時にこういう事がありました!ってお客様に話したり、受付がカウンターなので、お客様同士が話していたりする事もあるんです。そうやって色んな事が共有されていきます。他のお店と比べると珍しいかもしれませんね。また、癒す仕事だからこそ、自分自身の心が満たされ癒されていないと難しいと思うんです。なのでプライベートも、充実できるような環境を大事にしています。長期で海外旅行にも行くスタッフもいますし、必ずどこかでリセットし、自分自身が感動体験を経験しないと、日々の感動を提供すことは出来ないと考えています。自分がされて嬉しい事はどんどんしてあげたいです!そしてサポーターにもなりたいですね。

ー セラピストをしていて良かったと思った事、嬉しかった事はありますか?

嬉しい事に大きい小さいは付けられないですが、本当に日々嬉しい事だらけです(笑)
施術を終えて「楽になったよ~!」「気持ち良かった~!」と言ってもらえる事もそうですし、何より“表情”が明るく笑顔になっていると「私の使命を果たせたな。」って思います。お客様の公演を観に行ったり、試合を観たり、レッスンに参加したり…。店舗外でも対人間としてお付き合いできる事も嬉しいですね。ビリヤードをやったことが無かった私でしたが、レッスンがあるからと誘われたことがあるんです。そこで、スタッフとみんなで行ってみたら、ビリヤード面白いな!って。お客様に誘われなかったら、私がビリヤードをやる事なんて無かったと思います。自分とは全く違う世界で活躍されている方達の姿を見て、毎回感性を刺激されますし、それをサポートできている事が嬉しくなりますよね。そして元気をもらえます。また、スタッフの成長も嬉しいです。私が教えたスタッフはお客様に分かるみたいで、「あの子に教えたのまことさん?」って聞かれると嬉しくなりますね。「何がそっくりなんですか?」って聞いたら、「技術もそうだけど、色んな面で似てる。」と言われました。もちろん手技も業務も教えますが、お客様の気持ちの理解とか、お客様目線の事を話すことも多いんですね。もちろん手技の感覚とかは個々で違うのですが、きっと根っこの部分で伝わっている事があるんじゃないかと思います。完全コピーは難しいですが「おっ!伝承できてる!」って(笑)
何より、日々多くのお客様が利用されますが、来店してもらえる事が一番嬉しいですね。


ー サロンの強みを教えてください

うちのサロンは、完全なマニュアルや顧客管理が無いんです。『えっ!?』って思われるかもしれませんが(笑) 人間ですし、対人とのサービスなので、細かいマニュアルは必要ないと思っています。お客様に関する情報はスタッフ間で共有しています。“お客様を笑顔にする”ただその方針があるだけで、スタッフ個人の考えや能力も引き出せますし、お客さまとの熱距離がグッと近づくところですね。施術のアプローチ方法もお客様によって変わるので、毎回同じ施術になる事が少ないです。
また、大量の蒸しタオルを使うコースが珍しいみたいで、「お風呂に入りながらマッサージを受けてるみたいで心地良い~。」と定評がありますね。
強みに関しては、何と言っても口コミです。10代~70代までの幅広いお客様に接客・技術ともに支持して頂けるのは、とても有り難いことで感謝しかありません。また頂いたご意見はすぐ反映するので、四季楽はお客様で成長しています。「こういうコースやキャンペーンが欲しい。」って言われたら、出来るかどうかの検証はしますが、大体取り入れますね。

ー 施術のとき心がけていることはありますか?

受付からお帰りになるまでが“施術”だと思っているのですが、いつもハッピーを届けられるような雰囲気を心がけています。お客様は疲れていらっしゃるので、こちらの元気が少しでも無い状態だと、こんな人から元気は貰えない。とか、癒やされない。って思ってしまうと思うんです。なので、どんなに自分に嫌なことがあっても、施術の時は常に吹っ切るというか、しまうというか、忘れるというか。オン・オフの切り替えは心がけています。当時働いていたサロンで、スタッフ同士が喧嘩をしていて、それが接客に出ている事があったんですけど、それは絶対に駄目だなって思っていたので。解消方法としては、嫌なことがあったらゲームをするんですよ。寝たら忘れちゃうタイプなので(笑)あとは愚痴を聞いてもらったりですかね。
また、施術中は「何も考えない空間」を提供したいので、寝てもらえるような強弱とリズムを使い分けしています。お話が盛り上がるときもあるんですがね(笑)
精神的なケアが出来ると身体のコリや緊張もほぐれやすくなるので、施術中の移動も左右なるべく少なくなるような流れを考えています。うつ伏せ中は、足音も気になると思うので。一度の施術で、小さな幸せアクションをいっぱい提供し、共有することが大事ですね。

ー サロンの空間に関してはこだわりはありますか?

3店舗全てのコンセプトが違うのですが、立川店は唯一、足踏みが体験できる施術ルームになっています。「怖い?」ってイメージを若干持たれますが、「背中の上でピアノ弾いてるみたい!」って驚かれますね。
八王子店は他サロンと差別化を図るため “ちょっと贅沢な空間”をコンセプトに、部屋数も少なく、全て高級家具メーカーで揃えてあります。調布店は他2店舗の良いとこ取りです。木の温もりを最大限出した扉とテーブル、更には作業効率も考え、受付までオーダーメイドで作って頂きました。また、どの店舗も共通して言えるのが、四季楽という店名にあるように、四季折々でサロン内が変わることです。全店ここにはかなり力をいれています。楽しむ事も癒しの一つだと思いますね。
夏祭りがある店舗では全員甚平だったり、ハロウィンでは仮装をして施術を行いました!!クリスマスはもちろんサンタです!!お客様からも「え!?そのまま施術するの?」って言われましたね(笑)
普段は照明を使っていますが、全部照明を落としてキャンドルだけで営業をしたりもしました。来店された時に驚かれる事もありますが、お客様からも「次は何やるの?」って期待されているので、毎年アイデアの整理が大変です(笑)

ー サロンの人気の秘訣(お客様にリピート頂ける理由)はなんだと思いますか?

1つは好立地・部屋数の多さが理由にあるとは思います。行きたい時にすぐに利用できますし、デート、接待など、色んなシーンに利用できるところですかね。もちろん前提として、満足度の高い技術・接客を提供できるレベルにあるからだと思います。
簡潔に言うと「誠実」って言葉が適切かもしれません。そこから安心感・信頼感が生まれ、長いお付き合いができているのかと。料金に関しても「こちらの方が安いので、こちらにしましょうか?」って提案したりするんです。お客様からは「そんなサロン、他に無いよ。」って言われますね。割引券とかを持っていたら、こちらから「お持ちでしたら使わせて頂きますね。」って声を掛けさせて頂いています。キャンペーンやイベントも多く開催して、飽きのこない営業を心がけているので、来るたびにワクワク感を持って頂いているんじゃないかな?って思います。あとはきっと、居心地が良いんでしょうね。自分の家と友達の家の間ぐらいのポジションでしょうか?私含めスタッフも、この居心地の良さが大好きなんです。
オープンして1年過ぎたばかりですが、「今日も来たよ~!」って来店される方が多いんです。友達の家に行くような気を使ってるけど、自分の家に帰るような安心感という感じですかね。

ー 今後、スタッフの採用やスクール展開などは考えていますか?

誰かに喜んでもらうことが好きな方を大募集しています。この業界で働きたい夢を抱いている方は多いと思うんですが、時間帯の問題や技術習得までの試練で挫折される方も多いのが現実です。四季楽は、皆でフォローできる体制と環境が整いつつあるので、諦めないでチャレンジして欲しいですし、力になれれば良いなって考えています。年内にはスクールと併設したサロンを展開していこうかと現在構想中です。

ー 今後のサロンの展望をお聞かせください

実はいっぱいやりたいことあるんです!
現代人は“休息する”ことがしっかりできていないと感じています。インターネットの普及で情報量も多いので、身体も心も常に慢性疲労状態・・・。きっちりと休む・リセットする=心身のケアとして利用してもらえるよう、そしてそれが、必要な事と認知されていけるように頑張っていきたいです。
また、スタッフの定着率で悩んでいるサロンも多いと思うのですが、そういった側面も解消していけるようにできたらな。って思います。まだ具体案は無いのですが、小学生の将来なりたい職業に「セラピスト!」と言ってもらえるような業界を確立したいですし、多くの業界の方達を巻き込もうと思っています(笑)
スタッフとしての展望は、お客様のライフスタイルの1つに、四季楽が根付いてくれるような活動をしていきたいですね。店舗展開含め、まだまだスタートラインにしか立てていませんが、ダッシュしていきます!!あと2店舗ぐらいは、私が立ち上げたいですね(笑) 





ー プライベートでは良く何をしますか?

一人の時間を大切にしたいので、休日は用事がなければ勉強とリセットする時間に使っています。お客様にお勧めされた本や、経営学だったりビジネス書を読んだりですかね。休日を利用してセミナーに参加させて頂いたりもしています。勉強して損な事って無いじゃないですか、サロンを運営していくにあたって、基礎を学んでいくのは効率が良いと思うんです。自分のやり方と合わなかったり、周りの環境と適用出来なくても、基礎を学ぶ事で自分なりに調整できるようになるので。また、デザイン関係の仕事もしているので、あちこち買い物に出かけて、街中にあるポスターや販促物に刺激をもらいに行く事もあります。街中のサロンの看板とかは、殆ど写メで撮っていますね。
あと、本当に元気がない時は、私の好きなキャンドルのお店に行って、店員さんに元気を貰ってます(笑) 会いにいきたくなるんですよね!今、一番の憧れの店員さんがいるんです♪年に1~2回しか行かないのに、覚えてくれているんですよ。「あの香りどうでしたか?」とか言って頂いて、本当にあの店員さん凄いな!って。その店員さんの様に、記憶に残る人になりたいですね。
特に用事が無ければ、ゲームが好きなので一日中ゲーム三昧です(笑) パズルや育成、RPGが好きなので没頭していますね!そんな子に見えないと言われますがかなりのゲーマーです(笑) 

ー 最後に来店される方及びこのぺージをご覧の方へメッセージをお願いします

いつも四季楽をご利用頂き誠にありがとうございます。またページをご覧いただきありがとうございます。
自分が元気になれる場所・セラピストを見つけるとライフスタイルが変わると思います。
色んなジャンルのサロンがあると思うので、ピッタリ見つかるサロンを開拓してみて下さい♪
当店はベッドタウンを中心に地域密着型の営業をしており、メニュー数やコース時間も大幅に揃えております。男性のスタッフもいるので、同性同士でしか話せない会話も楽しめるサロンです。価格帯もリーズナブルですので、お近くにお越しの際は、ふらっとお立ち寄り頂ければと思います。

サロンインフォメーション



■ 立川店
東京都立川市錦町1-3-24ソーシンビル5階
JR立川駅南口 徒歩3分
昼12:00~深夜2:00 (日・祝は0:00まで)
Tel 042-525-4303

■ 八王子店
東京都八王子市三崎町5-2 石黒ビル1F
JR八王子駅徒歩3分、京王八王子駅徒歩5分
昼11:00~夜10:00
Tel 042-623-0801

■ 調布店
東京都調布市布田1-39-1 間橋ビル7F
京王線調布駅より徒歩30秒
昼10:00~夜10:00
tel 042-485-8380

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